20190511【Levis501xxVINTAGE】

～系譜～

■１８５３ リーヴァイ・ストラウスのパンツ誕生！ ウエスト・オーバー・オールズ。 義理の兄弟であるデヴィッド・スターンと共にリーバイ・ストラウス社をカリフォルニア・ストリートに創業。

■１８７３【片ポケモデル】 リーヴァイ・ストラウスの上顧客のうちの1人であるネバダ州リノで洋服店を営むジェイコブ・デイヴィス考案のリベット付パンツを、リーヴァイ・ストラウスが資金提供し、1873年5月20日、デニムの作業ズボンのポケットを銅製の鋲で強化する特許を「特許番号139121号」として、彼らは共同で特許を取得する。リーヴァイ・ストラウス社はニューハンプシャー州マンチェスターのアモスキーグ社製の帆布を用いて最初のジーンズを製造し始めた、これが俗に言う「初期片ポケモデル」である。アーキュエイトステッチ考案。クロッチリベット（股リベ）考案。・片ポケ・ベルトループ無・サスペンダーボタン・ハンドメイドシンチ・股リベ・かもめ・赤タブ無・リベット刻印　MAY,20,1873　現存する世界最古のジーンズ。現在の価値はなんと＄150,000。ディーラーの意向で所有者や発見場所は明らかにされてないが、リーヴァイ・ストラウス本社ヒストリアンの保管庫責任者であるリン・ダウニー氏によると、裾の開き方がカウボーイブーツ形状で膝裏の皺の入り具合から推測すると「カウボーイが着用していたのではないか」とのこと。現在では、リーヴァイ・ストラウス本社の耐火性金庫に厳重に保管されている。「XX c.1873」　参考価格：流通なし

■１８８０ 合成インディゴ染料が科学者によって作られる。

■１８８６【片ポケ皮パッチモデル】 皮パッチ考案。 ツーホースマークが入った革パッチを右ウエストバックに付ける。 2001年、現存する当時のオリジナルがebayオークションに出品され、リーヴァイス社が＄45,000で落札。 ネバダ州の鉱山で発見されたそうで、詳細は出品者本人にもわからず、そのモデル名は発見された州名にちなんで命名された。 「NEVADA 1886s」 参考価格：流通なし

■1890【片ポケ皮パッチLot501モデル】 リベット特許権の期限が切れ、他社もリベットを使用し始めるので、10オンスXXデニムの完成度を高める。 コインポケット考案。 バータック（かんぬき）考案。 ロットナンバー501考案。 1998年、カリフォルニア郊外北部にある廃屋で当時のオリジナルが発見され、リーヴァイス社が＄15,000で買い取った。 ドアに打ち付けられた釘にかけられ長期間に渡る日焼の状態から「BARNYARD c.1890 501XX」と名付けられた。 参考価格：流通なし

■１９０２【０２モデル】 バックポケットを2つ付けることを考案。 5ポケットスタイルが完成。 ・ベルトループ無・サスペンダーボタン・バックポケットリベット出・針シンチLS&CO刻印・股リベ・かもめ・革パッチCOPPER RIVET・赤タブ無

参考価格：＄30,000

■１９０５ リーバイスが日本で外国商標登録。

■１９０６ サンフランシスコ大地震でリーヴァイ・ストラウス社に保管されてた各種資料が紛失。

■１９２２【２２モデル】 ベルトループ考案。 ・ベルトループ＆サスペンダーボタン・バックポケットリベット出・シンチバック・股リベ・かもめ・革パッチCOPPER RIVET・赤タブ無

参考価格：＄25,000

■１９３７【３７モデル】 赤タブ考案。 バックポケットのリベットが隠しリベットになる。サスペンダーボタンがなくなる。フラッシャーが付くようになる。 ・シンチバック・股リベ・かもめ・革パッチCOPPER RIVET・赤タブBigE片面 参考価格：＄20,000

■１９３８ LEVI'S 商標登録。 赤タブにRマークは入らない。

■１９４０ 股リベ廃止。リーヴァイ・ストラウス社創業者であるストラウスが、ある日落ち葉で焼きイモを焼いてる際に、焚き火によって股リベが加熱し男の大事な部分を火傷したため、ストラウスの独断によって股リベが廃止された、というエピソードがある。シンチベルト廃止。1942年までの約2年間、シンチベルト付きにはCINTURE（帯）の意味のCが付く。

■１９４２【大戦モデル】 第二次世界大戦となり物資不足の為リーヴァイ・ストラウス社は軍の必要工場に指定され、アメリカ政府からデニムのオンスを落とし、使用する材料を制限する物資統制の通達がきたが、頑として従来通りのXXデニム作りに拘り続けた。しかし、フロントボタンは月桂樹やドーナツ、アーキュエイトはステッチからペンキに、一部の補強リベットを使用しない、ボタンやリベット裏の刻印廃止、リベットの受金具も銅製からスチール製に変更される等の経費削減を余儀なくされた。そして、商品番号501XXの前に「簡易化する」という意味の「SIMPLIFIED」の頭文字「S」が付けられS501XXモデル、WWⅡモデル（WorldWarⅡ）（第二次世界大戦）、'42モデル、と呼ばれている。・アーキュエイトペンキ・フロントボタン月桂樹、ドーナツ・コインポケットリベット無し赤耳・特有のポケットの形・ボタンフライ裏終わり部分キリッパ・ドーム型の鉄製隠しリベット・濃いイエロー、薄いイエロー、イエローとオレンジの中間色など様々な綿糸を使用・革パッチS501ＸＸ・赤タブBigE片面　参考価格：＄8,000

■１９４７【大戦直後モデル】 アーキュエイトがステッチに戻る。ステッチを縫うミシンが2本針になり、中央のV字の折り返しの箇所に三角ステッチが入った為、今までのかもめよりもカーブが浅くなった。革パッチのロットナンバーからSが消える。ツーホースマークの下にギャラ（EveryGarmentGuaranteed：全ての商品の品質を保証）という表示が入る。リベットが銅製に戻る。コインポケットもリベット付きに変更。フロントボタンもロゴ入りに復活。この時期の501が、どす黒いインディゴの色具合や縫製や完成度など、全てのディテールにおいて最高傑作と言われている。・革パッチLOT501XX・赤タブBigE片面

参考価格：＄5,000

■１９５２【革パッチ最終モデル】 生産効率を上げるため、ウエストバックのベルトループがセンターシームから左にずれている。レングスの長いものにSを付けて表記した。

・革パッチLOT501XX・赤タブBigE両面Rなし・ベルトループずれ 参考価格：＄5,000

■１９５４【紙パッチギャラモデル】 501XX仕様変更1回目。革パッチが紙パッチに変わる。ギャラ入り(EveryGarmentGuaranteed)。フロントボタン裏の受金具が、トップ以外はひとまわり小さいのがギャラモデルの特徴。 ・紙パッチギャラ・コインポケット赤耳・赤タブBigE両面R無・ベルトループずれ　参考価格：＄3,000

■１９５８ 赤タブにRが入る。 １０本に１本程度の割合でRのみ。

■１９６０【紙パッチギャラ無モデル】 501XX仕様変更2回目。 ・紙パッチギャラ無、LOT有・赤タブBigE両面R・ベルトループずれ・細めのシルエット 参考価格：＄2,000

■１９６４【最終XXモデル】 501XX仕様変更3回目。 ・紙パッチギャラ無、LOT501、Made in USA・隠リベからかんぬきに変更・ベルトループずれ無しに変更・リベットは表が銅製で裏はシルバー合金製・赤タブBigE両面R 参考価格：＄2,000

■１９６５前期【０１０１、ダブルネーム、タイプモデル】 '64年最終XXモデルから、'66年66前期モデルへの移行期にごく僅かに生産された、66前期のディテール（トップボタン裏6など）で、最終XXのディテール（フロントVステッチなど）も併せ持ち、紙パッチ表記が以下のモデル。501表記の上に小さく501と表記されていたり、その他意味不明な点も多いが、生産期間も短くマニアの間では珍重されている。・フロントVステッチ最終・紙パッチ　XX無、LOT無、・赤タブBigE両面R・501XX501表記・501-501表記・0117（01＝501専用デニム、17＝色番号）表記・WPL423（合衆国メーカー登録番号）表記・100％Cotton表記・501表記の上にA、S、F表記（A＝優良）（S＝SATISFACTORY＝良）（F＝FAILURE＝不可）　参考価格：＄1,500

■１９６５後期【６６BigEモデル】 '64年最終XXモデルから、'66年66前期モデルへの移行期にごく僅かに生産された、66前期のディテール(トップボタン刻印6や紙パッチCareInstructionsInsideGarmentスタンプなど)で最終XXのディテール(赤タブBigEなど)も併せ持つモデル。スレーキに表示スタンプされてないものがある。　参考価格：＄1,500

■１９６６【６６前期モデル】 ・トップボタン裏刻印6・紙パッチCareInstructionsInsideGarment（注意：衣類の中の表示）、スレーキには「収縮率8％」表示のスタンプ。・赤タブスモールe・バックポケット裏シングルステッチ・フラッシャーに「(C)1966」表記　参考価格：＄1,000

■１９７５【６６後期モデル】 ・トップボタン裏刻印6・紙パッチCareInstructionsInsideGarment（注意：衣類の中の表示）、スレーキには「収縮率10％」表示のスタンプ。・赤タブスモールe・バックポケット裏チェーンステッチ

参考価格：＄800

■１９７８【RL（レッドライン）モデル】 66後期モデルのディテールで、トップボタン裏刻印が6ではないものがこのモデルにあたる。

参考価格：＄500

■１９８６ セルビッジデニム（27インチ幅織機による赤耳付デニム）の生産中止。

チラ裏 ～状態～ パッチ：縮み、ビーフジャーキー、かけら、文字、ステッチ、etc タブ：片面、両面、ビッグE、スモールe、etc ボタン、リベット：刻印、鉄製、銅製、アルミetc ダメージ、リペア：タタキ、当て布、補強、etc 色：８０％↑ ウエスト：３４～３６インチ（８５センチ↑） 縦落ち、ヒゲ、蜂の巣、サイド耳開きアタリ、よじれ、裾ダメージやロールアップ有無、etc

～レア～ ■５０１XX（２２モデル） ■S５０１XX（４２モデル）（大戦）（WWⅡ） ■５０１XX（４７モデル）（大戦直後） ■S５０６XX（１st大戦モデル）